2014年2月18日  
 

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中国「90後」、「達成感のない仕事の繰り返し」が最も苦手

 2014年02月18日08:24
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 春節(旧正月。今年は1月31日)が終わり、一部企業は新たな社員募集を開始した。一方、多くの卒業生は、自分が本当にしたい仕事や自分に本当に合った仕事を見つけられない状態が続いている。複数の大学を対象に実施された、最近3年間に卒業した「90後(1990年代生まれ)」の就職状況に関する追跡調査は、就業という道の途上で迷っている卒業生の参考となるかもしれない。人民日報が伝えた。

○「最も苦手なことは?」:「達成感のない仕事を延々と繰り返すこと」

 調査の対象となったのは、就職後1年から3年が経過した1990年代生まれの卒業生300人あまり。卒業学部や勤務地はさまざまだが、仕事に対する彼らの不満は、「仕事にやり甲斐がない」「所属している課のチームワークや雰囲気が良くない」の2点に集中していた。
 
 調査対象者の50%以上が、仕事に対して不満を抱く主な原因として、「仕事にやり甲斐がない」「業務内容があまりにも単調」を挙げた。このために転職に踏み切った人も多い。また、「残業が多い」と答えた人は50%を占めたが、「仕事量が多すぎる」を仕事に対する不満の原因とした人は15%に届かなかった。

 黒竜江大学メディア科を卒業した王琦さんは、「正直なところ、残業している時の方が、残業のない暇な時より楽しく働ける。というのも、残業すること自体、難しい仕事に挑戦している、という意味だから」と話す。王さんは、2012年に卒業した後、北京の某企業で新聞の編集職に従事している。大学の専攻とは合致しているが、決して今の仕事を気に入っている訳ではない。「仕事はあまりにも単純で、原稿の多くが味気ない内容で、自分の本領を発揮できる余地がない。ただ、時折、取材に出て記事原稿を書くチャンスがある。その時は非常に大変だが、毎回多くの収穫を得ることができる」と王さんは語った。

 王さんはまた、今の仕事では達成感が得られないと感じている。彼が携わっている新聞は、全国にある企業の支社の社員向けのもので、外部の人間が読む機会はほとんどない。「1990年代生まれは我慢強さに欠けるとよく言われるが、本当は、僕らはあえて苦労に立ち向かい、それを乗り越えたいと思っている。苦労しながら自分自身の能力を高めていくことが何よりも重要だ。達成感のない単純作業にはとても耐えられない」と王さんは続けた。

 また、調査対象者のほぼ全員が、「所属している課の雰囲気がかなり悪いことが、仕事に対する満足度を低下させている」と答えた。このうち、公的機関に勤める公務員は総じて、「上司と部下の関係が良くない」と答え、一般企業のサラリーマンは、「課のメンバーに協調精神がなく、上手く事が運ばない」と答えた。さらには、「同僚間の交流がほぼ皆無で、冷やかな関係に精神的にひどく落ち込んでしまう」という人もいた。

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