■中日間のコミュニケーション強化とが必要
記者:中国にある日本企業に何かアドバイスはありますか?
鄭さん:日本企業の多くは保守的で、また、日本企業の経営者たちは比較的おとなしく、、メディアの前で話したりしたがらない傾向があります。今後、より積極的に企業の情報を発信したり、消費者や様々なステークホルダーとの意思の疎通を強化したり、コミュニケーション能力を強化したりしなければなりません。また、日中関係が微妙な時期に第三者の客観的な角度から、企業やブランドに関する情報発信が非常に大切です。
記者:日中間のふれあいで、何に注意しなければなりませんか?
鄭さん:日中間人にとっても企業にとっても政府にとっても、お互いに学び依存することが多く、コミュニケーションは欠かせないと思います。意思の疎通に欠け、相手の事を理解していなければ、トラブルの元となります。
記者:これから日本に留学する学生にアドバイスはありますか?
鄭さん:留学は異文化に触れ、人生の窓を一つ開くようなものと思います。我々の留学生時代はアルバイトをしないといけなかったのでたいへんでした。今の留学生は、経済的にも恵まれ、多くはアルバイトをする必要もありません。それには、メリットもあればデメリットもあります。メリットは、自分の興味に基づいてさまざまな知識を勉強できることで、デメリットは、社会で揉まれる機会が少ないことです。そのほか、留学の目的が明確でない学生も大勢います。そして、精神的にも自分であまりコントロールできず、自主的に勉強する人は少ないです。そのため、留学は自分の成長に役立つため、自分の好きな事を早く見つけたり、苦労して揉まれたりすることも必要で、自分の人生にとってプラスになります。(人民網記者・陳建軍)
「人民網日本語版」2014年4月3日