• 2014年北京国際モーターショー
2014年4月25日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

中国 闇市場でアフリカ産麻薬が蔓延 お茶にそっくり

 2014年04月25日14:47
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
新鮮なチャット。(資料画像)

 東アフリカとアラビア半島の熱帯に自生する麻薬・チャットが昨年から、中国の違法麻薬売買市場で「アラビア茶(阿拉伯茶)」という名で出回っている。摘みたてのチャットは、中国では一般的な野菜・ヒョウナにそっくりで、葉を噛むことで、高揚感や多幸感が得られる。また、チャットを乾燥させると、お茶の葉のようになり、それを粉末にして水などで服用しても同じ効果が得られる。高揚感や惑溺性は、ヘロインのようで、非常に危険だ。広州日報が報じた。

 中国で違法薬物に指定

 中国の闇市場で、新鮮なチャットは500グラム500元(約8250円)、乾燥チャットは500グラム200元(約3300円)でそれぞれ取引されている。他の麻薬と比べると安価であることや、一般的な野菜にも似ているため密輸入が容易になり、チャットが麻薬常用者の間で蔓延するようになった。

 中国政府は昨年より、チャットを違法薬物に盛り込んだ。広東省広州市越秀区の関係者は、「注意を怠ると、お茶や野菜と間違えやすい。当区は今年、市民にチャットについての知識を広め、警戒を強めてもらうため、各コミュニティで行われる麻薬撲滅キャンペーンで、チャットを重点的に紹介している」と語る。

 チャットの効果・毒性は低いとされているものの、ヘロインのように覚醒作用や幻覚作用を引き起こす。同関係者は「チャットの原産地はアフリカだが、去年から、売人が国際宅急便を利用し、中国に輸入している。外見がヒョウナと似ているため、細心の注意を払っていないと簡単に見間違え、税関も通ってしまう。警察は昨年、同区の広園路の一帯で、チャットの売人や購入者を一斉摘発した。アフリカ籍の売人が潜むアジトで大量のチャットを発見し、そこから購入者を芋づる式に摘発した。最終的にアジトは一掃された」と述べた。

 同区の禁毒委員会の郭建章・副委員長は、「今年、政府はチャットを違法薬物に指定した。栽培、所持、売買、密輸、使用は全て、違法行為となる。市民は、もしチャットを発見したら通報してほしい」と注意を呼び掛けている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年4月25日

関連記事

コメント

最新コメント