昆明「3.01」テロ事件　国際社会から非難の嵐

　雲南省昆明市の昆明駅で1日夜発生した無差別殺傷事件は、国際世論から痛烈な非難を受けた。国内外の専門家は、「中国政府が、このようなテロ行為を制止・撲滅し、社会の秩序と安定を守る力を持っていると信じている」とコメントした。人民日報が報じた。

　南アフリカ大学政治学部のダーク教授は、「テロリストの身なりや手法から見て、今回の犯行は組織的・計画的なテロ事件と推定される。彼らの手口は極めて残忍だ」と指摘した。同教授は、何の罪も無い一般市民を攻撃の対象とし、用意周到な計画にもとづき実行された犯行を厳しく非難すると同時に、中国政府が法律に依りテロ犯およびその支持者を徹底的に粛清する姿勢を支持し、テロ行為を制止・撲滅し、社会の秩序と安定を守る力が中国政府にあると信じている」との見方を示した。

　南アフリカ共和国の与党、アフリカ民族会議（ANC）ハウテン州ヨハネスブルグ市支部のムニャイ事務総長は、「雲南省でテロ事件が発生したことを聞き、非常に憤りを感じている。罪のない市民を巻き添えにしたテロリストの反社会的行為は決して許されるべきではない。中国政府が社会の安定と正義を守ることに力を尽くすよう望む。我々は、中国がテロ行為を撲滅することについて、100％支持する」と話した。

　パキスタンAP通信は、「テロリストは無抵抗で罪のない民衆を襲撃した。彼らの極めて残忍なやり方に非常に憤りを感じる。今回のテロ事件は、明らかに組織的・計画的な犯罪行為であることから、法律にもとづき厳重に処罰すべきだ」と報じた。パキスタンの報道関係者は、「中国政府が今回の事件を適切に処理し、社会の安定を守り、国民の生命・財産の安全を保障する力を備えていることを信じている」とコメントした。