2014年5月15日  
 

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中国 ぜいたく品ブランドの発展、サービスとクオリティが重要

 2014年05月15日15:28
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 北京で14日開催された「2014エコノミスト・インテリジェンス・ユニット中国フォーラム」において、財富品質研究院の周婷・院長は、中国のぜいたく品市場の今後の動向と国際ブランドの対応策を分析した。中国新聞社が報じた。

 周院長は、「現在、中国のぜいたく品市場は激動の時期を迎え、ブランドは『超高級路線』と『大衆路線』に二極化している。中国の富裕層は現在、一流のぜいたく品ブランドよりも、オーダーメイドを好むようになっている」と指摘した。

 しかし、中国のぜいたく品の分野の前途や魅力は決して過小評価できない。周院長は、「2013年、中国人の国内でのぜいたく品消費額は前年比3%増の280億ドル(約2兆8千億円)、国外での消費額は740億ドル(約7兆4千億円)に達した。世界のぜいたく品の47%は、中国人が買っている」と指摘。さらに、「新しいものを好み、古いものを嫌うというのが、中国の消費者の特徴。中国人は、新しい商品やブランド、体験、サービスが非常に好きで、国際ぜいたく品ブランドは、中国市場での販売ルートを新たに計画し、サービス能力を向上させなければならない」との見方を示した。

 周院長はまた、「北京や上海などの一線都市は、ブランド構築には有利だが、市場の開拓や販売の点では、最も適しているわけではない。それに比べて、二、三線都市にはさらに大きな市場空間があり、投資に対する見返りも大きい。また、中国ではアンバランスな店舗配置をしているブランドが多く、一流ブランドに、二、三線都市に進出する機会を与える形になっている」と分析し、二、三線都市への進出を提案した。

 しかし一方で、「ぜいたく品ブランドの発展の道において、サービスとクオリティが重要な要素。サービスを軽視すれば、中国人の国際ブランドに対する信頼に傷がつく。また、偽物も販売ルートをふさぎ、消費者の信頼を損なう」とし、「偽物の根絶を望まなかったり、市場で売られている偽物が正規品よりはるかに多いことを見抜けなかったりするブランドがある。これらは、ブランドの滅びを加速させる」とも警告した。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年5月15日 

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