▽余額宝 利用者4303万人 収益17.9億元
同じく阿里巴巴系のファンド投資サービス「余額宝」が登場したことで、13年の支付宝は独特の存在に生まれ変わった。決済業務から出発した支付宝は、もはや支払いの窓口だけではなくなり、資金を稼ぐところへと変わりつつある。
昨年6月13日にサービスがスタートした余額宝は高い人気が続いており、国民を挙げて投資を行う新時代の幕を開いた。ファンド会社の天弘基金と支付宝が提供したデータによると、13年12月31日末までのわずか半年ほどで、余額宝の利用者は4303万人に達し、一人あたり平均保有額は4307元で、利用者に還元された収益は17億9千万元に上ったという。
同統計によると、余額宝利用者の平均年齢はわずか28歳で、23歳が最も多く205万人に達するという。平均年齢が30歳を超えた地域は全国のうち北京市と上海市だけで、北京は32歳と「最高齢」だった。こうした若い人々は資産が少なく、これまでの伝統的な資産管理サービスはなかなか利用できなかったため、余額宝の投資収益がもたらす喜びもひとしおなのだという。
昨年度の決算報告によると、各省区市のうち資産管理ニーズが最も高いのは浙江省で、余額宝の設立から昨年末までのファンド購入申込金額は全国トップの553億5千万元だった。2位は江蘇省、3位は山東省。余額宝の利用者数トップは江蘇省で330万人。余額宝口座の一人あたり残高が最も多いのは上海市で1万563元に上り、一人あたり収益でも上海がトップだった。
北京市は13年末現在のファンド購入申込金額が122億9千万元に上り、利用者の男女比は1.004対1だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年1月15日