2014年1月22日  
 

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中国のネットに大規模な異常、米国企業が関連か (2)

 2014年01月22日13:41
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 このほど不具合が発生したトップレベルドメインは、「.com」であった。インターネットにおいて、特定の組織に付与されているトップレベルドメインは、その組織の英文名を示すいくつかの頭文字によって構成される。一般的に用いられているドメイン名には、「.com」、「.net」、「.org」などがある。

 トップレベルドメインは、ルートサーバーと大きく関連している。後者はインターネットの主目録を管理し、世界には「A」から「M」までの13台しか存在しない。そのうち10台は米国に、3台は英国・スイス・日本に置かれている。すべてのルートサーバーは、米国政府が授権するドメイン名・ナンバー配分機構のICANNによって一元管理されている。ICANNは世界のルートサーバー、ドメイン名システム、IPアドレスなどの管理を担当している。

 中国国家革新・発展戦略研究会ネット空間戦略研究センター長の秦安氏は、「中国のトップレベルドメインのルートサーバーの故障により、大部分のサイトが影響を受けた事件には注目すべきだ。今回の事件を分かりやすく説明すると、せっかく航空券を買って空港に行ったのに、空港全体が機能を停止しており、出発できなくなったようなものだ。今回はこれほど大きな範囲に影響が生じ、一般的な中国のネットユーザーさえも不便を感じた」と指摘した。

 秦氏は、「今回の件が、一部のハッカーによるものか組織的な犯行によるものであるかは、重要なことではない。重要なことは、現在は単独のハッカーにせよ、国家機関による組織的な行為にせよ、人々が依存しているネットワークに大きな破壊をもたらせる点だ。人類社会が世界サイバー大戦に向かいつつあるという説は、もはや遠い未来のことではなくなった。本件はサイバー大戦の警鐘と捉えることができる」と語った。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年1月22日

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