◆対話で積極的に対応
中国に対する貿易保護の増加傾向を受け、中国商務部も積極的に対応している。沈報道官は、「国内産業の利益保護の面で、中国商務部は企業を対象とする法的技術指導を強化しており、中国企業の法律による権利保護、関連する協会と国外の業界の交流を支援している。輸入製品の不公平な競争について、中国商務部は貿易救済調査を実施し、産業の安全と企業の合法的な権益を守っている。中国は昨年、6種の輸入製品を対象に、11回の反ダンピング調査を実施した。また1種の輸入製品を対象に、1回の反補助金調査を実施した」と述べた。
中国企業は貿易クレームを受けた場合も自信を失わず、協力して積極的に対応するべきだ。中国国家発展改革委員会対外経済研究所国際合作室の張建平主任は、「まず、どの業界・企業でも、訴えられた場合は積極的に応じる必要がある。次に、中国企業は法律の武器を活用するべきだ。最後に、業界協会の統一的な組織を通じ、関連部門の支援を受けながら統一的に訴えに応じ、立場を一致させれば、勝訴の確率は上昇する」と提案した。
グローバル化が進む今日に、貿易保護の棒を振るっても他者を傷つけるだけで自分の利益にはならず、積極的に対話し問題を解決することで初めてウィンウィンが実現される。中国とEUは2013年に、協議を通じて太陽光パネルの貿易摩擦を解決し、良き前例となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月11日
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