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「単独二孩」は中国にどのような変化をもたらすのか

 2014年02月11日08:22
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 全国衛生・計画出産政策会議が10日、北京で開催された。人民日報が伝えた。

 「単独二孩(両親のうち片方が一人っ子であれば、二人目を産むことができる)」新政策が今年、全国各地で続々と施行され、人口発展にどのような影響があるのか?記者は南開大学人口・発展研究所教授、高齢発展戦略研究センター長の原新氏にインタビューした。

 原氏は、「単独二孩」政策は出生政策の微調整の範ちゅうに属し、中国の人口発展の総体的すう勢を変えることはないが、人口構造の改善、人口の質の向上、家庭発展の促進に有利になる、と示した。

 第一に、毎年の適度な出生人口増加は、低出生率を人口維持出生率に近づけることを促す。中国の現在の出生率(女性1人の平均出産数に相当)は、すでに1.5-1.6にまで低下している。「単独二孩」政策施行後、年間出生人口は1800万人に達し、出生率はより人口維持出生率に接近し、人口そのもののバランスある発展に有利な可能性を秘めることになる。

 第二に、人口ピラミッドの改善に適している。まず児童・少年人口のすみやかな増加により、年間出生人口の増加は、0-14歳人口規模にただちに影響を与えるのは必然だ。つぎに、徐々に労働人口が増加する。そして、新たな出生政策は2074年以降の高齢者人口総量のみに影響するが、人口高齢化水準にはすみやかに影響する。2030年には高齢化は、0.4ポイント減速する可能性がある。
 
 第三に、出生人口の性別比低下が促される。新出生政策により出生数の適度な増加が可能となり、出生人口性別比は必ず低下するが、出生人口性別比を完全に正常に回復させるのは不可能である。

 第四に、家庭の世代間人口構造を改善する。新出生政策により家庭における世代間構造の矛盾が緩和され、家庭内人的資源が増加し、家庭の経済社会での機能発揮などに有利に働く。

 原氏は同時に、未来を展望すると、「単独二孩」政策は過渡的政策に過ぎず、出生政策は将来的には継続的に調整・改善され、「普遍二孩(誰もが二人目を産むことができる)」のチャンスが未来のある時点で必ずや到来するだろう、と述べた。(編集HT)

 「人民網日本語版」2014年2月11日

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