米上院は6日、マックス・ボーカス上院議員(民主党)の次期駐中国大使就任を承認した。ボーカス氏は「米中関係は世界で最も重要な2カ国関係の1つ」と指摘し、「就任後は北京マラソンに参加してみたい」と語った。京華時報が伝えた。
▽実務派を自称
ボーカス氏は承認後のスピーチの中で米中関係の重要性を強調、「米中関係は世界で最も重要な2カ国関係の1つ。今後数十年間にわたり、国際社会に影響を及ぼすだろう。しっかりと取り組んでいかなければならない」と述べた。ボーカス氏はまた、今後の最も重要な任務として、「中国との誠実な協力、相互信頼の向上」を挙げた。
ボーカス氏は現在、上院財政委員長を務めている。西側メディアは氏を民主党の穏健派と評価しており、ボーカス氏も「実務派」を自称している。
ボーカス氏は先月の公聴会で、「これまでに議員として中国を含む多くの国を訪れ、積極的に経済外交を推進してきた中で得られた最も重要な経験は、確固とした経済関係は、確固とした地政学的関係を生むということ。米中両国が引き続き、より強固で合理的な経済関係を築くことを期待している」とした。
▽北京マラソンに期待
ボーカス氏は1979年の中米国交樹立以来、駐中国大使に就任する人物としては最高齢であり、中国語の話せない初めての駐中国大使だ。上院出身の駐中国大使は、1996年2月から1999年7月にかけて駐中国大使を務めたジェームズ・サッサー氏以来の2人目となる。
スポーツ好きで、特に走ることが得意だというボーカス氏は、「北京マラソンへの出場も考えているが、ハーフマラソンへの参加になるかもしれない」と語っている。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月10日