春節(旧正月。今年は1月31日)期間中、帰省して両親・親せきなどの年長者に結婚を急かされた「行き遅れ」独身男女はかなり多かったようだ。婚活サイトが、この機に乗ってテレビなどマスメディアで派手に広告を出し、また、独身者が故郷で結婚を急かせられる風潮がこれに輪をかけた。「結婚を急かす広告」を嘆く多くのネットユーザ―を尻目に、春節連休後、多くの婚活サイトは「最盛期」を迎えている。新規会員の登録数は連日激増、通常時の2倍に上るサイトもあるという。北京晨報が報じた。
某有名婚活サイトの趙氏は、このような状況について、次の通り語った。
春節中と春節後、会員登録数は上昇の一途を辿り、通常時の2倍になった日もある。毎年、春節が近づくと、「恋人をレンタルして帰省・年越し」「周囲から結婚を急かされることへの対策」などの話題が巷を賑わせる。この時期になると、婚活サイトの会員登録数は一挙に増加する。春節に会員登録をする人は、以下3つのタイプに分かれる。
1 結婚を急かす両親をうまくかわすため、会員登録をして、「自分なりに努力している」ことを両親にアピールする
2 普段仕事に忙殺されているサラリーマン族が、連休というチャンスを狙い、ネット上で異性と出会うチャンスを作り、ピンと来る人を探す
3 両親が子供のために登録し、年越しで帰省する子供を待ち構え、一生の大事である結婚を迫る
独身の若者の大部分が、生涯の伴侶との出会いを求めている。春節連休が終わった今、年長者からの結婚の催促から逃げ回るより、仕事以外の時間に交流活動に積極的に参加したり、交際範囲を広げたり、友人との交流が結婚に直接結び付くような現実的な考えを持つと良いだろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月10日