(二)新たな消費潜在力の放出。工業化・新型都市化が加速され、保障性住宅(政府補助のある低中所得者用住宅)の建設およびバラック密集区の改造が強化される。「ブロードバンド中国」戦略が秩序正しく推進され、情報技術が流通の革新を促す。新業態・新モデルが出現し、グリーン・環境保護消費が人々に支持される。これらはいずれも、消費の潜在力をさらに引き出していく。
(三)政策環境のさらなる改善。国家が発表した情報関連消費、健康・高齢者関連消費、レジャー・旅行消費の拡大、および流通体制改革の深化など一連の消費拡大の政策が、徐々に効果を発揮している。
(四)注目を集めている消費分野のけん引力の強化。ネット通販が急発展し、大衆的飲食業が発展を加速し、レジャー・旅行、文化・娯楽などのサービス消費が活況を維持し、消費拡大に新たな支えを提供する。
一方で、消費拡大は今年も一定の圧力に直面する。輸出額の増加率が低下した場合、雇用・所得に影響を及ぼす。住宅・自動車などの消費のけん引力の弱まりや、消費市場の環境整備の遅れなどが、消費拡大に一定の影響を及ぼすだろう。
総合的に判断して、今年の消費市場は全体的に安定的な発展の流れを維持する。国家の消費拡大に向けた一連の政策が徹底されれば、消費市場の今後数カ月の成長率が徐々に加速されるはずだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月18日