北京市、天津市、河北省で構成される京津冀自由貿易区の構想で重要な一翼を担う曹妃甸自由貿易区の申請・報告・調査・研究などの作業が歩みを加速させている。現在、曹妃甸プランは国務院から商務部(商務省)などの関連部門に転送され、全国で13番目に申請が行われた自由貿易区になった。「経済参考報」がある権威筋の話として伝えた。
曹妃甸管理委員会の関係者によると、現在、曹妃甸は部門や委員会の調査・研究に対応し、北京や天津からの産業の移転を受け入れる準備にしっかり取り組んでいる。曹妃甸の各部門は行動を開始し、たびたび北京に赴いて調査・研究への対応や企業誘致を進めており、発展改革部門は関連プランを制定した。また北京・天津からの産業移転受け入れの準備もしっかり進めている。最近は自由貿易区のプロジェクト推奨会で重要な計画をうち出したという。
「曹妃甸自由貿易試験区の設立に関する伺い書」(草稿)によると、同試験区は河北省唐山市の南部沿海地域にあり、曹妃甸工業区、唐山湾生態城、曹妃甸湿地文化観光レジャー区などが含まれる。工業区だけでも土地は210平方キロメートルに達する。
曹妃甸自由貿易区建設の全体構想は、曹妃甸を「4区3大」に発展させることだ。4区とは、港湾地区の連動管理モデルを採用したイノベーション試験区、北京・天津地区の産業移転を受け入れる開放区、新型の循環型経済モデル区、現代型サービス貿易が開放された先行区を指す。3大とは、欧州・アジア地域の大型重要物流ターミナル、環渤海湾地域の国際経済協力誘導区(大型協力を行う)、国際大口商品取引の大型プラットフォームを指す。