ブラックボックスは、よく知られた航空用語の一つだ。機内のブラックボックスは一般的に、水中に入ってから自動的に稼働するよう設定されている。稼働後は「水中音響測位ビーコン」により1秒毎にパルス信号を出し、3−5キロ先まで伝える。この信号は30日連続で発信されるが、30日後は徐々に弱くなる。
ブラックボックス捜索装置を使えば、ブラックボックスのビーコンが出す信号音をキャッチできる。しかしこの信号の伝送、捜索装置の稼働は、潮の流れとその速度、地形などの影響を受ける。
◆水中音響定位・スキャンソナー
海水の透明度が高ければ、水中の一般的な撮影機器でもリアルタイムの観測が可能だ。しかし透明度の低い海域であれば、水中音響定位・スキャンソナーが重要な力を発揮する。このシステムは通常、水中ロボットもしくは潜水員が携帯し、音響設備により透明度の低い水中でのリアルタイムの位置測定・イメージングを実現する。
◆磁力計
水中の残骸などの物体を発見した場合、まずはその属性を判断しなければならない。磁力計は主に地場の大きさにより、物体の属性を判断する。磁力計は水中5−10メートルで作業をし、一般的な探査範囲は1000メートルに達するが、鉄磁性を持つ物質にしか使えない。そのうち最も発見しやすいものは、航空機のエンジンだ。
◆水中ロボット
「海巡01」には、2台の水中ロボット(ROV)が搭載されている。1台の大型水中ロボットは600メートルの潜水が可能で、もう1台の小型水中ロボットは300メートル潜水できる。水中ロボットを使用し、疑わしい目標が発見された海域で、近距離の光学・音響スキャンを実施できる。条件が許す限り、物体を回収することも可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月20日
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