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黒豆の皮、貧血の改善効果が証明

 2014年02月21日16:00
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 中国人科学者の研究により、人体の鉄代謝を調整する重要物質であるヘプシジンが、肝臓の鉄分含有量や炎症などの影響を受けるほか、人体の鉄需要による調整を受けることが明らかになった。新華網が伝えた。

 この研究成果は、浙江大学公衆衛生学院の王福俤教授が率いる研究チームによるものだ。同研究チームはこの発見により、人体の「鉄分管理人」であるヘプシジンの調整の理論が掘り下げられ、ヘプシジンをターゲットとする鉄代謝に関連する疾患の予防に重要な論拠が提供されたとしている。

 同研究に関する論文は2014年1月、米オンライン科学誌「プロスワン」に掲載された。

 統計データによると、世界の約20億人が貧血を患っており、そのうち鉄欠乏性貧血が半数を占める。中国の全人口のうち15%が鉄欠乏性貧血にかかっており、農村部の中高年の女性の場合は40%に達する。

 王氏の研究チームは研究により、黒豆の皮から抽出された物質が、人体の鉄分の吸収を強化し、黒豆を皮ごと食べることで貧血症状が改善されることを証明した。王氏は食事の際に、食物の栄養価と多様化を重視し、黒豆という天然の効果的な食品を適度に摂取するよう提案した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年2月21日

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