中国は2020年までに30数基の北斗(中国が開発した衛星測位システム)衛星を打ち上げ、全世界のカバーという建設目標を達成し、全世界にサービスを提供する能力をつける。これは中国衛星ナビゲーション測位協会会長の張栄久氏がこのほど、天津市北斗システム地上強化システムの建設プランに関する専門家協議会で発言した内容だ。新華社が伝えた。
張氏は、「北斗システムは中国が独自に建設し、独立運行を実現した、世界のその他の衛星測位システムとの間に互換性を持つ世界衛星測位システムだ。中国はすでに14基の北斗衛星を運行しており、アジア太平洋をカバーしている」としたほか、「北斗システムは誤差数メートル級のナビゲーション位置情報サービス、およびセンチメートル級の精密な測位サービスを提供できるため、ホテル・グルメ・位置の検索といったサービスも提供できる。中国の北斗システムの民間への提供は遅れたが、後発者の優位を持つ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月2日