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史上前例のない中国の超大型台頭、独立独歩の運命 (2)

人民網日本語版 2014年05月28日14:59
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 中国の台頭は明確に異なる性質を備える。まず、中国の「超大型」は国家規模の未曾有の飛躍であり、中国の台頭は一国の事とは言い難く、「人類の大きなブロック」の行動と見なすべきですらある。中国の台頭が受ける資源的制約は地理的なものではなく、人類の近代化と地球資源との間の矛盾を代表している。また、中国の台頭は社会開放、民主という環境下で行わなければならない。国家の結束力は利益と社会構造のレベルで多元化が急速に広がるという試練に直面している。

 中国の台頭は明らかに歴史上前例がないものであり、われわれが国内外で遭遇する多くの問題は、事実上こうした「超大型の台頭」がどんどん強まる制約に遭遇し始めたことを示している。中国の台頭が何なのかについて、われわれは現在哲学レベルの分析をすることしかできない。それはこれまでの大国の台頭モデルの超越であり、模倣や複製ではありえない。また、「超大型」であること自体が力を秘めているため、台頭のプロセスにおいて平穏を維持することが何にも増して重要となるだろう。このプロセスは今日深刻に見える多くの問題に予想外の解決をもたらすかもしれない。

 中国は1970年代に全盛期を迎えたソ連とは全く異なる。1つには中国の科学技術水準は当時のソ連に及ばない。もう1つには、ソ連はワルシャワ条約機構とコメコンに取り巻かれており、第三世界の国々に強い政治的感化力を持った。一方、今日の中国は「孤独な大国」により近く、このことが中国をさらに遠くまで前進させるのか、それとも脆弱にするのかは予測困難だ。

 要するに、中国の「超大型の台頭」は大国の歴史において独立独歩のものであり、中国自身も世界もそれに対する認識が定まっているとは到底言えない。中国国内の多くの人は、台頭に対する自覚をまだ形成しておらず、段階的な問題が中国の国家路線の性質を代表していると考えてすらいる。国家のカギを握る要素に対するわれわれの認識も、普通の発展途上国社会のレベルにとどまっている。

 われわれは「超大型」という視点から中国の今日置かれた状況と未来を探るべきかもしれない。それは内部問題を見極め、対外関係を正確にコントロールする鍵になるだろう。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年5月28日


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