2014年7月16日  
 

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中国人はなぜ日本の商品を買うのか? 食の安全問題、日本を見本に (2)

人民網日本語版 2014年07月10日08:58

日本人は特に食品の生産地を重視している。日本では、各スーパーマーケットやデパートで販売されるほぼすべての食品の包装に、北海道の牛乳や新潟の米といったように、生産地が印刷されている。これは、地方自治体の宣伝や農作物の「履歴書」制度に基づいている。この制度は50年に制定された後、70年の改正を経て、99年の全面的に実施された「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」によって施行された。

政府の力の入れ様、それに加え日本の高度な信頼社会に基づいて企業・個人に提供される質の保証が、日本の食品安全神話において最も重要な2つの要素となっている。

しかし、実のところ、この世に恐らく完璧な管理制度というものはあるはずがない。法律が比較的整備されている日本でも、食品事故を完全に無くすことは不可能だ。政府が法律・法規を制定することは、行政が強制的な手段で管理を行うことであるが、やはり生産企業や個人の道徳観や良心がなければ、本当の意味での高品質、高度な安全性を誇る管理システムは築けない。

ある日本の友人がブログに投稿した文章によると、「日本人は信頼を何よりも重視する。特にブランドに求めるものは高品質と安全性だ」という。消費者のニーズに応えるため、企業は自らの使命を果たさなければならない。そして、国民の安全を守るために、政府は関連企業への厳しい管理を行わなければならない。消費者の企業に対する信頼とは結局、消費者の企業の従業員に対する信頼であり、つまるところ人と人との間の信頼だ。もし相手がこの信頼を裏切れば、大企業であってもいつ倒産してもおかしくない。(編集MZ)

「人民網日本語版」2014年7月9日


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最新コメント

宮田聡美   2014-07-16113.96.118.*
ついこの間「食品偽装事件」が相次いだのを忘れましたか。安全な日本食品を買ったつもりで、偽装された中国食品を買うなんて、間抜けな目に遭わないように。もっとも私は、中国に輸入された外国食品よりも、外国に輸入された中国食品の安全性をより信用しますが。