中国自動車市場では、日本のトヨタ、ドイツのVW、米国のゼネラルモーターズ(GM)が販売台数で上位3位を占める。VWはすでにGMの上に立っており、GMは問題ばかり起こしていることから、VWが今、トヨタとの競争をより重視していることは明らかだ。中国はVWにとって最も重要な市場であり、トヨタを攻撃する最高の舞台だと考えられる。
加えて、ここ2年ほどは政治的な要因により、日系車が中国で伸びなくなっている。トヨタ自身の発展に影響があるだけでなく、傘下のレクサスブランドにも影響が及んで思うように発展できず、中国国産化計画もなかなか許可が下りない。
独日双方の態度の歴然とした違いが、双方の在中国企業の発展に影響を与えることは明らかだ。VWは中国市場でトヨタを思いのままに包囲することができるといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月10日