最新の研究によって、容貌と病気にかかりやすい傾向との間には、かなり大きな相関関係があることが判明した。研究報告によると、容貌の美しい人は、耳鳴り、ぜんそく、糖尿病、高血圧などの疾患にかかりにくく、さまざまな健康上の問題に悩まされることが少ない。そのような人々は、「自分は健康だ」と自覚し、よりバリバリと働くという好循環の流れに乗っているため、一生の間、肉体的あるいは精神的な面で問題があると判断されることが少ない。英デイリーメール紙の報道を引用して環球時報が伝えた。
英国の科学専門誌「Evolution and human behavior」で発表されたこの研究報告によると、容貌の美しさは、優秀な遺伝子が発現していることと同時に、良好な健康状態であることも示している。これは、容貌と健康との間の関係性を示す最大の発見であり、個人の疾病にフォーカスした初めての研究でもある。今のところ、研究対象となった圧倒的多数が学生だった。
ウェストミンスター大学の講師は、健康と容貌の美しさの関係性に関して、次の通り指摘した。
人々が何に対して美しい、あるいは良いと感じるかは、心理的効果のひとつである「ハロー効果」がその鍵を握っている。容貌の美しい人は、その人に関する物事も全て美しく、良いクオリティを備えている。世間の人は、そのような人を見ると、より心地良く感じ、大いに歓迎するため、彼らは世間で成功しやすい。人々は、彼らに対してより寛容な社会的認識を抱き、喜んで彼らの力になろうとする。このような点から、世間からより良い待遇を得やすいという事実から、容貌の美しい人と健康との相関関係を説明することができる。「美」を尊ぶ風潮がある今の社会において、健康という特典は、世間からの好待遇によってもたらされる二次的効果といえよう。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年7月7日