「南昌税関による江西の開放拡大と対外貿易の安定的成長の促進の支援をめぐる若干の措置」がこのほどうち出された。内容は貿易の利便化水準の向上、企業の経営コストの引き下げ、加工貿易のモデル転換・バージョンアップの促進、対外貿易企業の競争力強化の4方面にわたるもので、18の具体的な措置が含まれる。
南昌税関の今後の方針は次のようなものだ。中国(上海)自由貿易試験区で行われる税関の監督管理の革新的制度を段階的に複製し、普及させ、税関特殊監督管理エリアにおいて輸入貨物を「まずエリアに運び、後で通関手続きをする」、「出入境の登録リストを簡素化・統一する」、「ロットごとに輸出入し、一括集中して申請する」といった革新的な制度を相次いで実施する。エリアの通関一体化改革を加速的に推進し、南昌税関と九江税関の一体化改革を突破口として、江西省南部の通関の一体化を促し、省全体の通関一体化プロセスを加速させる。通関作業のペーパーレス化改革を全面的に推進し、通関書類とこれに付随する証明書類のペーパーレス化プロセスを加速させる。税関のチェックの有効性と的確性を強化し、税関チェックの効率を向上させる。税関特殊監督管理エリアと出入国エリアとの間の保税貨物流通通関改革モデル事業をスタートさせ、税関が認可したエリア内のモデル企業に対して「所在地で申請し、出入国エリアで通関する」というモデルを採用して1本のラインでの出入境通関手続きを行うとともに、企業が自ら運搬する方法で保税貨物が税関特殊監督管理エリアと出入国エリアとの間を流通するようにする。検査検疫部門に積極的に協力し、モデル先行方式を採用し、税関と検査検疫部門が協力して「一括申請、一括チェック、一括許可」を行うようにする。
また南昌税関は次のような取り組みを進める。デジタル化やスマート化などに向けた先進的な技術・設備や重要部品の輸入を支援し、生活消費財の輸入を適宜奨励し促進する。昔から強みをもつ製品の輸出を安定させ、南豊県のミカン産業パークに拠点を設けて監督管理を行い、江西省産のオレンジや鮮魚といった新鮮な農産品と陶磁器を支援して生産地における輸出の監督管理を行う。花火や爆竹の輸出拡大を支援し、九江城西港での危険物税関監督管理エリアの建設を支援し、危険物のエリア内通関を試験的に行う。同時に、税関の政策措置を絶えず改善し、税金の徴収管理方法を最適化し、電子納税を適用する企業の範囲を拡大し、企業がより便利で安全な納税サービスを利用できるよう支援する。輸出増値税の還付政策を実施し、江西による国の出発港税金還付テスト事業入りの申請を積極的に支援する。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月24日