人民網と知識産権出版社iシンクタンクは9日午後、「中国特許ランキング」を発表した。同ランキングは地域、企業、科学研究院(研究所)、大学、自然人に分かれ、毎月発表される。人民網が伝えた。
同ランキングは当月の中国特許取得件数を基礎とし、地域分布ランキング、企業申請者ランキング、大学申請者ランキング、科学研究機関申請者ランキング、自然人申請者ランキングに分かれる。各ランキングは特許の種類(発明・実用新案・意匠)に基づき細分化される。
同ランキングは今後さらにデータを豊富化し、特色ある専門的なランキングを随時発表していく。これには重点業界特許ランキング、特許侵害訴訟ランキング、ベンチャー企業ランキングなどが含まれる。
知識産権出版社iシンクタンクの崔国振主任は、「特許取得件数は特許の質を測る重要な指標の一つとされてきた。2014年1-8月の特許取得件数を見ると、ファーウェイが企業月間発明特許取得件数で5回トップになっている。ZTCは2回トップになり、2大特許大手の国内での勢力が、依然として拮抗していることが分かる。国内企業を脅かしているクアルコムも、中国での特許取得に積極的で、1-8月のうちトップ10に7回入選している」と説明した。
大学のうち、浙江大学が大学発明取得ランキングで5回トップになっており、東南大学、上海交通大学などの取得件数も増加を続けている。上海の大学の科学研究・革新の実力が、侮れないものとなっている。
民間の発明家の特許取得件数が増加しており、自然人の申請者の多くは意匠特許を取得している。科学研究機関のうち、中国科学院関連機関が勢いを維持しており、主に発明特許を取得している。
同ランキングは、知識産権出版社iシンクタンクによって提供される。専門的な分析チームが、中国の毎月の発明・実用新案・意匠特許の取得状況を分類・統計し、同ランキングを作成している。
知識産権出版社の李程副社長、人民網の羅華副総裁が、発表式典に出席した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月10日