「世界M&Aフォーラム2014」が9日、アモイで開催された。世界的にも大手のコンサルティング会社「プライスウォーターハウスクーパース」(PwC)がフォーラムで発表した「2014年世界M&A市場中期回顧」によると、過去1年間で中国のM&A取引件数と総額は世界2位になった。
PwCの統計によると、2014年6月30日までの12ヵ月間、世界のM&A市場の取引件数は2013年並みだったが、総額は2009年以来最高を記録し、3兆ドルに達した。そのうち、アメリカ、中国、イギリス、日本、カナダは最も活躍し、総額は2兆4千億ドルを突破し、世界全体に占める割合は8割だということだ。
また、統計によると、中国のM&A取引件数は5270件、総額は3370億ドルで、アメリカに次ぐ世界2位になった。
PwCの報告書はさらに、中国大陸部の民間企業は海外でのM&Aにおいて重要な役割を果たし、電信やハイテク、不動産などの業界に集中し、アメリカやヨーロッパなどの成熟市場は依然として、中国大陸部の企業にとって海外M&Aの最も重要な目的地であると明らかにした。
中国国際放送局日本語版 2014年9月11日