商務部(商務省)の沈丹陽報道官は18日の定例記者会見で、今年1-7月の対外投資の状況を説明した。
沈報道官によると、1-7月には国内の投資家が世界149カ国・地域の企業3701社に直接投資を行い、非金融分野の対外直接投資額は525億5千万ドル(1ドルは約102円)で前年同期比4%増加し、今年2月以来5カ月ぶりに、前年の大型プロジェクトの影響を脱してプラス成長を実現した。
7月の非金融分野の対外直接投資額は92億1千万ドルで前年同月比84.9%増加した。7月末現在の今年の非金融分野の直接投資額累計は5782億ドルだった。
沈報道官は、「対外投資がプラス成長を実現したのは正常なことだ。上半期の一連のデータはマイナス成長だったが、実際のところ、これは前年同期にいくつかの大型プロジェクトが行われ、比較の対象となる前年のデータがプロジェクトによって極めて大幅に引き上げられたことが原因だった」と説明した。
また沈報道官は、「中国の対外投資は今後、比較的速い増加ペースを保つとともに、遠くない将来には、対外投資が外資導入の水準を超えることが新たな常態になると予想される。今年の対外投資は引き続き急速な伸びを維持し、増加率は10%前後に達する可能性がある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年8月19日