広西貝丘遺跡、児童の墳墓が発掘 |
考古学者らはこのほど、広西チワン族自治区扶綏県敢造貝丘遺跡の発掘作業で、新石器時代の60数基の墳墓を発見した。光明日報が伝えた。
広西文物保護・考古研究所の職員は、「4カ月余りの発掘作業を経て、調査隊は大量の石製品、特に数が豊富で形状がさまざまな研磨器、小規模な石製品密集区を発見した。出土品の種類と堆積の状況から見ると、ここは石器の加工場所だったと思われる。また同遺跡からは一定量の骨角器、貝器、陶器の破片が見つかった。他にも多くの水生動物、哺乳類動物の骨が見つかっている。出土した道具や動物の骨を見ると、当時この地域に生活していた紀元前の人類の、狩猟・採集経済が非常に発達していたことが分かる」と説明した。
今回の発掘作業では、児童の墳墓が1基見つかった。年齢はわずか1歳ほどで、骨の保存状態が良好だ。横を向き四肢を曲げ、自然な寝姿をしていた。これは広西チワン族自治区内で発見された、新石器時代の最も若い人間の墳墓となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月11日