中国農業科学院特産研究所が発表した情報によると、世界最大の産業動物遺伝子バンクがこのほど構築された。中国の産業動物遺伝子資源が直面している数多くの問題が、これにより解消されることになった。光明日報が伝えた。
これまで、中国の産業動物遺伝子資源の保存は分散的かつ小規模で、紛失しやすく、保存と整理が秩序正しく行われていなかった。また系統的かつ全面的な評価体系がなく、デジタル化管理水準が低く、革新への利用率が低かった。同研究所の楊福合研究員が率いるチームは、中国の産業動物の種の資源を初めて整理し、中国の農業・林業・教育の3大分野の産業動物の種の資源を統合した。これには、69の産業動物資源部門の保存場所や専門的な実験室に保存されている、鹿類、毛皮、特殊家禽、その他の産業動物の509の品種(種類)などが含まれる。同産業動物遺伝子バンクは、現時点で世界最大規模を誇る。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月11日