中国石油化工集団公司が発表した情報によると、中国のシェールガス開発の重要技術「国産ブリッジ・プラグ及び関連技術」が、このほど重慶市フ陵区(フは倍のにんべんをさんずいに)のシェールガス田「焦頁42号」で使用された。国産ブリッジ・プラグ及び関連技術が、シェールガスの実用化に向けた大規模な開発に使用されるのはこれが初めてだ。この成功は、シェールガス技術・設備の自主化・国産化の「最後のピース」となった。中国のシェールガス開発の重要設備の製造は完全に外国企業への依存を断ち切り、全面的に国産化を実現した。人民日報が伝えた。
水平区間の長い水平坑井の多段階水圧破砕技術は、シェールガス開発の「生命線」とされている。ブリッジ・プラグは多段階水圧破砕の「分割器」とされており、開発と製造が極めて困難だ。中石化石油工程技術サービス有限公司は5年間の取り組みを経て、ついに難関を突破した。中国石油化工集団公司はこれにより、独自の知的財産権を保有するシェールガス調査開発技術・設備を手にし、国内外のシェールガス開発に一体化されたソリューションプランを提供する能力を得た。
同社の傅成玉董事長(会長)は、「中国はシェールガス資源が豊富で、ブリッジ・プラグなどの国産化技術・設備の実用化は、中国のシェールガス開発の重要技術・設備の100%国産化を意味する。これはシェールガス開発のコストを大幅に引き下げ、シェールガスの高品質・高効率・低コストの開発を実現する。中国のシェールガスの実用化に向けた開発の促進、国内関連産業の発展のけん引、中国のエネルギー構造の調整の加速にとって、これは重要な意義を持つ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月15日