中国銀聯が20日に発表した最新のデータによると、同日現在、中国の金融系ICカードの発行枚数が10億枚を突破し、新たに発行された銀行カードの8割以上を占めたという。金融ICカードは安全な電子マネー機能「クイックパス」を備え、受け入れ環境が整備・バージョンアップされ、カード利用による特典も多いことから、徐々に人々の日常生活における決済ツールとして必要不可欠なものになりつつある。
カード発行の動きをみると、今年第1~3四半期(1~9月)には新たに4億5千万枚の金融ICカードが発行された。第1四半期(1-3月)は1億3千万枚、第2四半期(4-6月)は1億5千万枚、第3四半期(7-9月)は1億7千万枚で、発行ペースの加速ぶりが明らかだ。このデータに基づいて試算すると、2014年の金融カード発行枚数は昨年を上回るとみられ、ここから銀行カード産業のバージョンアップが里程標を次々にうち立てる急速な発展期に入りつつあることがうかがえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年10月21日