国防部(国防省)の楊宇軍報道官は30日の定例記者会見で「徐才厚事件の取り調べと処分によって、厳格な党内統制、厳格な軍統制という党中央、中央軍事委員会の明確な姿勢が十分に示された。他の関係者についても断固として徹底的に取り調べ、断じて寛大には扱わない」と表明した。
楊氏は「徐才厚事件の具体的状況については、軍事検察院がすでに回答した。徐才厚事件の取り調べと処分によって、厳格な党内統制、厳格な軍統制という党中央、中央軍事委員会の明確な姿勢が十分に示され、腐敗に断固反対し、ゼロ容認の姿勢で腐敗を懲罰するとのわれわれの揺るぎない決意が示された。全軍将兵もこれを断固支持している」と指摘。
他の関係者の扱いについては「徐才厚の家族で収賄容疑のある者については、明らかとなった事実と証拠に基づき、法にのっとり処理する。他の関係者についても断固として徹底的に取り調べ、断じて寛大には扱わない」と表明した。
軍事検察院は27日、徐才厚・前中央軍事委員会副主席の収賄容疑について取り調べを終え、起訴手続きに入った。
軍事検察院の取り調べによって、徐才厚は職務権限を利用して他人の昇任を手助けし、直接または家族を通じて巨額の賄賂を受け取ったこと、職務上の影響力を利用して他人の利益を図り、自身または家族が巨額の賄賂を受け取っていたことが明らかになった。徐才厚は収賄の犯罪事実を包み隠さず自供した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月31日