中国初の手話動画辞典が誕生　約1千語を収録 (2)

洪氏はまた、「聴覚障害者に対する最大の尊重は、彼らの言葉で交流すること」と指摘。「聴覚障害者は我々と同じ言語で話すことはできないが、我々が彼らの言語を学ぶことはできる。手話動画辞典を作成したのもこのためだ。当組織のサイトにアクセスすれば動画を閲覧でき、簡単な日常手話を学ぶことができる」と語った。

洪氏によると、同辞典には約1千の常用手話単語が収録されており、1日のクリック数は約1千回に達している。しかし、一つの難問に直面している。真の手話辞典を作成するには少なくとも1万語の手話を収録しなければならないが、1つの単語を撮影し、編集するのに約30分以上かかっており、人手が足りず、スピードも遅い。現在、特に編集の部分でより多くのボランティアを必要としている。将来的には、より多くの聴覚障害者とボランティアに手話辞典の作成に参加してもらい、辞典の内容を改善・豊富化していくことを望んでいるという。（編集SN）

「人民網日本語版」2014年11月18日