中国の国家語言文字工作委員会はこのほど、新版「現代中国語規範辞典」を発表。 「微信(ウィーチャット)」、「失聯(消息不明)」、「正能量(プラスのエネルギー)」、「吐槽(突っ込み)」、「拍磚(非難)」などが収録された。一方、「剰男(適齢期になっても結婚できない男性)」や「剰女(適齢期になっても結婚できない女性」、「喜大普奔(喜びを分かち合う時に使う)」、「屌絲(負け組男性)」、「白富美(肌が白くお金持ちの美女)」、「超級女声(スーパーガール)」などは、収録が見送られた。人民網が報じた。
新版の同辞典には、新たな説明が加えられた言葉もある。例えば、「土豪」のこれまでの説明は、「旧社会において地方で横暴に振る舞っていた人。農村において財産と権力を有していた悪徳地主」だったが、最近ネット上で同単語が流行し、新しい意味を帯びるようになったため、新版では「今日では、多くの財産を有していても、常識や正しい価値観に欠ける人を指す」という説明が加えられた。
そのほか、新版では、新語が正確かつ実用的に説明されている。例えば、「網購(ネットショッピング)」は、「インターネット上で行うショッピング。インターネットを通して、商品の情報を調べ、注文すると、ショップから商品が家まで郵送される。指定した場所で商品を受け取ることもできる。支払は前払い、および着払いなどが可能」と説明されている。この説明を読むと、同語の意味を理解できるだけでなく、ネットショッピングをする際に必要な情報も知ることができるため、実用性と時代性に富んでいると言える。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年8月27日