2014年11月17日  
 

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錦織圭選手の活躍、中国男子テニス界に刺激

中国も「世界進出」を目指すべき

人民網日本語版 2014年11月17日15:00
錦織圭

今年10月に開催された男子テニス・上海マスターズの試合期間中、ATP(男子プロテニス協会)のクリス・カーモード会長は、「錦織圭選手の成長と活躍は、中国男子のテニス界の良いお手本だ」とコメントした。実際、錦織選手の躍進ぶりから、同じような意見を述べる人は数年前からいたが、残念ながら、「中国の錦織」は今のところ現れていない。西安晩報が伝えた。

李娜選手が女子テニス界を征した時、「アジア人はテニスなどできない」という俗説は完全に覆された。そして、錦織選手の躍進ぶりは、男子テニス界においても、アジア人選手が世界トップレベルに達することができることを証明した。日本テニス協会は1990年代、いくつかの企業と提携して「プロジェクト45」を立ち上げた。このプロジェクトは、毎年12歳以下の有望なジュニア選手を選抜し、米国の有名なIMGニック・ボロテリー・テニス・アカデミーに送り込み、トレーニングを受けさせるというものだった。アカデミーの授業料は、スポンサーとなった大企業が負担した。

欧米への留学は、アジア選手が力をつけるための最良の「近道」ではあるが、中国では、資金とスポンサーによる支援が得られず、実現できないまま現在に至っている。また、国内の「将来性ある小さな芽」たちも、今の環境が居心地良いことから、努力を怠り、向上心に欠けている。テニス関連取材に長年携わってきた騰訊網(テンセント)の白朝嘉氏は、このような状況について、「国家体育総局テニス管理センターは、海外の先進的なやり方を見習い、大型トレーニング基地を創立するべきだ。同センターが、ハイレベルのコーチ陣を招聘すれば、彼らが有望な若手を発掘し、徹底したトレーニングを行ってくれる。センターは、バックアップ体制をしっかり整えるだけで良い」とコメントした。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年11月17日

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