北京市の交通部門が24日に明らかにしたところによると、北京・天津・河北における公共交通ICカードの相互利用実現に向けた取り組みが来年よりスタートする。京華時報が伝えた。
天津市交通運輸・湾岸管理局のチーフエンジニア・曹世成氏は以前、取材に対し「公共交通ICカードの相互利用は、北京・天津・河北の共同発展において非常に重要であり、共同発展のひとつのシンボルとも言える。技術面の問題は大きくないが、政府、路線バス、地下鉄、カード会社など多方面の利益に関わることなので、各方面の利益にいかに配慮するかが大きな問題となる」と答えている。
北京市交通部門によると、技術面の問題に関する話し合い(主にカードと読み取り機のアップグレードについて)がすでに始まっているが、最終的な案はまとまっていないという。3地域のカード基準を統一する上で、全く新しいカードを発行するか、もしくは北京市の公共交通ICカードを統一カードとして採用する可能性もある。3地域の読み取り機にも互換性が必要なため、システムのアップグレードは必須となる。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月25日