華夏銀行は28日、北京市、天津市、河北省石家荘市の3地域で同時に式典を開催し、華夏京津冀協同カードを発行した(冀は河北省の略称)。このカードは国内で初めて京津冀地域のバランスの取れた発展を支援することを目的として発行された銀行カードで、この3地域のカード保有者は3地域内であればどこにいってもまったく同じ金融サービスを受けられる。
今回のカード発行により、3地域の銀行カード業務のコストが大幅に軽減される。3地域の華夏銀行のネットワークカウンターやATMでの預け入れ、引き出し、振り込みの手数料がタダになるといった優遇も受けられるようになる。
業務の内容をみると、カード保有者は3地域のどこでも個人向け貸付を同じ条件でうけることができるほか、即時貸出、割当額の共有といったサービスも受けることができる。
同行によると、この3地域にある支店は現在7つで、ネットワーク拠点は100カ所近くあり、約1千台のセルフ設備を設置し、行員は4千人を超える。業務の規模は3千億元(約5兆3538億円)に上り、サービスを提供する個人顧客は300万人に迫る。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月29日