2014年11月27日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

新型の大国関係で米国はばかを見たのか? (2)

人民網日本語版 2014年11月27日14:07

 ゼロサム思考と冷戦思考を受け入れる土壌が依然として米国にあることは明らかだ。米国内では「中国の利得=米国の損失」と考える人が依然として少なくない。こうした人たちは新型の大国関係が中米両国の利益に合致するという重要な道理を理解しておらず、中米協力が世界安定のバラスト、世界平和のブースターになるということを忘れている。

 米国では少なからぬ人たちが、依然として覇権を得失判断の基準としており、中国の国情、政治制度、発展モデルについてあれこれ批評し、機会をうかがっては中国の内政に干渉することに慣れている。公平・公正性を顧みず、中国が一層の責任を引き受けることを期待する一方で、大国としての中国の地位を認めようとしない人もいる。米国による太平洋単独覇権を図る一方で、中国は米国をアジア太平洋から締め出そうとしていると疑う人もいる。

 中米の新型の大国関係について否定的見解を広めようとする人は、往々にして腹黒い魂胆を抱いている。積極的に上を目指し、調整・協力を行い、安定的に発展する現在の中米関係は苦労して手に入れたものであるのに、潮流に逆らって動き、中米関係の発展に障害をもたらす人がどうしてもいる。

 新型の大国関係の構築という中国の提唱は、平和的発展を基礎、協力・ウィンウィンを導きに、大国間の衝突・対立という過去の道から抜け出し、大国の台頭をめぐる「トゥキディデスの罠」を極力回避しようとするものだ。これは中国外交の開拓・進取の成果であり、オバマ大統領も前向きに応じた。新型の大国関係の構築は両国が共同で大切にし、守る必要がある。ネガティブな論調が広まり、中米関係の大局をかき乱す事態を許すわけには断じていかない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年11月27日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント