高級車市場でグレードアップの波　ハイブリッドでレクサスに強み (2)

▽「マッスルカー」、フォード・マスタングが登場

フォード中国は、「マッスルスポーツカー」と呼ばれるフォード・マスタングが来年1月から輸入車として中国市場で販売されることを明らかにしている。まずは2.3リットル・ターボブーストのファストバック車「EcoBoost」（前売り42万元＜１元は19.8円＞）、その後しばらくしてから5.0リットルV8エンジン搭載の「マスタングGT」（前売り80万元）を売り出す。

「マスタングはフォードにとって、ただの車種の一つではなく、ブランドのコアであり、魂のありかでもある」とフォード中国のジョン・ローラー会長兼CEOは語る。今年でブランド誕生50周年を迎えるフォード・マスタングは、クラシックスポーツカーとして世界的に知られる。アヴァンギャルドで野性的なスタイルでトレンドリーダーとなり、世界ですでに920万台を売り上げてきた。新型マスタングの中国での発表は、この伝説のモデルを世界と同時に中国に引き込んでいこうというフォードの意気込みを示している。

「車をただ売るのではなく、車とブランドが代表する生活様式を提供している」。フォード自動車の中国市場販売ディレクターの唐継東氏は、新型マスタングには中国での競争相手がほぼいないと指摘する。50年の伝統を誇り、3000本以上の映画に登場してきたマスタングは、ブランドやデザインですでに高い認知度を誇っているためだ。「同種の市場カテゴリーでは間違いなく代表格となる」と唐氏は語った。（編集MA）

「人民網日本語版」2014年12月8日