11月30日、解放日報(電子版)は、携帯端末やパソコンでメッセージのやりとりをする際に、感情を伝える手段の1つとして絵文字やスタンプが使われるが、その起源は日本にあり、1990年代にポケベル事業者間の競争から生まれたと報じた。
市場競争の中でさまざまな絵文字や顔文字、スタンプが生まれている。2011年に米アップル社がモバイルOS「iOS5」の入力システムで正式にサポートするようになって世界的に普及するようになり、現在は722種類の絵文字が標準的文字コード・Unicode(ユニコード)に収録され、多くの端末からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やミニブログなどで利用されている。
表情が変化する絵文字も登場するようになり、2013年に行われた調査では、米国人の74%、中国人の82%が「メッセージのやりとりに絵文字を使っている」と回答。統計によると、ツイッターで最も多く使われる絵文字は「笑顔」で、毎日4億7000万回以上もやりとりされている。
しかし、そうした中、文化的な違和感を持つ人も少なくない。北米のあるネットユーザーは、なぜ日本人が「笑うウンチ」の絵文字を作成したのか理解できないという。記事は、日本では「ウンチ」は「運気(うんき)」につながることから、「金のウンチ」は幸運の象徴として扱われることもあると伝えている。
レコードチャイナ 2014年12月5日