「脂肪を燃やせば痩せる」と多くの人が信じている。「低温環境下での睡眠は、体内の脂肪を燃焼する効果が高い」という米国人研究者による研究成果がこのほど、ロシアメディアに掲載された。新快報が報じた。
研究者は、実験ボランティアとして複数の男性を募集し、4カ月間にわたる実験を行った。同じ食事、寝具、パジャマ、毛布を各被験者に提供し、寝室の温度の変化による彼らの身体的な変化を観察した。被験者が睡眠を取っている間に、研究者は1カ月ごとに異なる室温を設定した。1カ月目は18℃、2カ月目と3カ月目は23℃、最後の4カ月目は27℃とした。実験結果を分析した結果、「室温が低ければ低いほど、ダイエット効果が高まる」という結論が導き出された。
専門家はこの結果について、次の通りコメントした。
寝室の温度が低いと、身体の新陳代謝が活発になり、褐色脂肪細胞が活性化される。それによってカロリー燃焼効果が高まり、より多くのエネルギーが消費される。逆に、室温が高い部屋で睡眠をとると、体重の増加を招く。このほか、低温環境での睡眠は、健康維持に効果があり、糖尿病などの疾病に罹患するリスクを下げる働きがある。 (編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月4日