中共中央、周永康の党籍剥奪処分を決定

中共中央政治局は12月5日に会議を召集し、中共中央紀律検査委員会の「周永康の重大な規律違反案件に関する審査報告」を審議・採択し、周永康の党籍剥奪処分を決定したほか、周永康の犯罪容疑および手がかりについて司法機関に送致し、法に基づいて処理することを決定した。新華社が伝えた。

2013年12月1日、中央政治局常務委員会は会議を召集し、中共中央紀律検査委員会が調査の中で発見した周永康の規律違反の手がかりに関する報告を聴取、関連の調査を行うことを決定した。2014年7月29日、中央政治局は会議を召集し、中央紀律委員会の調査状況に関する報告を聴取、本件を立件し取り調べることを決定した。

調査の結果判明した、周永康の容疑は以下の通り。

党の政治・組織・秘密保持の規律に違反して、職権を利用し、多くの人の非合法な利益獲得に便宜を図り、直接または家族を通じて巨額の賄賂を得た。職権を乱用して親族、愛人、友人が従事する経営活動に巨額の利益をもたらし、国有資産に重大な損失をもたらした。党と国家の機密を漏洩した。廉潔・自律の規定に違反し、本人および家族が他人の財産を大量に受け取った。多くの女性と姦通し、権力と色、色と金銭を取り引きした。

調査ではこのほか、その他の犯罪にも関わっているという手がかりが見つかっている。周永康の行為は党の性質と信条に完全に背き、党規律に著しく違反し、党のイメージを大きく損ない、党と人民の営みに重大な損失をもたらした。その影響は極めて悪辣だ。（編集SN）

「人民網日本語版」2014年12月7日