2014年12月11日  
 

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特定秘密保護法施行、日本各界が抗議

人民網日本語版 2014年12月11日11:13

 日本政府は10日、国民の強い反対を顧みず、国会で可決した特定秘密保護法の施行を強行した。同法によって軍事、外交など国家機密事項に対する内閣の管理が強化され、公務員の秘密漏洩に対する処罰が強化される。日本の少なからぬ学者は同法について「首相の権力運用の幅がさらに拡大される。安倍政権はこの法律の助けを借りて民意をさらに無視し、外交・軍事情報隠匿面でやりたい放題の事をし、さらには『秘密国家』『軍事国家』への道を開くだろう」と考えている。

 「週刊金曜日」のベテラン編集者、成澤宗男氏は人民日報の取材に「特定秘密保護法は非常に危険だ。主として、特定秘密の範囲の境界線が明確でなく、完全に政府が任意に指定するからだ。より長期的な観点から、さらに多くの日本人が立ち上がって特定秘密保護法の施行に反対するべきだ。これは何らかの経済政策に焦点を合わせるよりも重要だ。特定秘密保護法は日本を再び戦争発動の危険にさらし、多くの罪なき人が命を落とす恐れがあるからだ」と指摘。

 「第2次大戦終結後、ドイツはナチスを徹底的に清算したが、日本軍国主義は息を吹き返し、安倍首相らは侵略戦争の責任をみじんも反省していない。これは非常に憂慮される。第2次安倍政権発足後2年近くの各政策を注意深く分析すれば、安倍首相が戦争発動のための準備をしていることに非常に明らかに気づく」と述べた。

 日本の民衆数百人が10日昼ごろ首相官邸前に集まり、特定秘密保護法の施行に反対の声を上げた。「民意を無視するのは非常に危険な動きだ。日本の将来がずっと平和であるよう、みなが共に努力してもらいたい」。静岡県から来た山田さんは、投票を通じて日本の平和を守るよう、声を限りに民衆に呼びかけた。山田さんは日本の現状を深く憂慮しており「特定秘密保護法は日本の民主主義を破壊する。安倍首相は日本を第2次大戦前の再び戦争を発動できる状態に戻しつつある。私は戦争に断固反対だ」と述べた。山田さんは抗議集会に参加するため、午前0時に夜行バスに乗り、午前5時半に東京に着いたという。「私は特定秘密保護法に断固反対だ」。


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