アリババ(阿里巴巴)傘下の決済サービス「支付宝」(アリペイ)は8日、過去10年分の計算書を発表すると同時に、各省・自治区・直轄市の2014年(14年10月31日まで)の支付宝プラットフォームにおける最新の決済状況を明らかにした。人民網が伝えた。
支付宝が発表したデータによると、04年のサービス開始からの10年間で、中国のネットユーザーが支付宝を通じて行ったインターネット決済は423億件に上った。地域別上位5省区市には、広東省(全体の15.5%)、浙江省(12.5%)、上海市(9.3%)、北京市(9%)、江蘇省(8.8%)が並んだ。
データによると、もうすぐ終わりを迎える14年に、全国のモバイル決済全体に占める支付宝の割合は50%を超えた。このうち大陸部ではすべての省区市で決済全体に占める割合が50%を超えたが、香港・澳門(マカオ)・台湾地区ではまだ50%に達していない。14年の11月11日(「ダブル11」)の一日だけで、支付宝が取り扱ったモバイル決済は1億9700万件に上り、記録を更新した。「80後」(1980年代生まれ)の消費層が成長を続けるとともに、「90後」(1990年代生まれ)が急速にネット決済およびネット資産運用の主力になりつつある。天弘基金管理有限公司と支付宝が提供したデータをみると、14年の第3四半期(7-9月)末現在、支付宝の利用者は1億4900万人に上り、生み出された利益は200億元(1元は約19.8円)を超え、利用者一人あたり平均133元の利益を生み出したことになる。人数をみると、80年代生まれが支付宝の利用者全体に占める割合は43.9%に上り、次は90年代生まれで33.2%を占めた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年12月8日