2.「他人など眼中にない」タイプ:あまりにも自己中心的、ゴミをやたらに放り投げる
あまりにも自己中心的で、他の乗客への配慮に欠ける乗客には、ベテランCAも二の句が告げない。
例えば、上部の荷物入れにスーツケースを入れるのを手伝って欲しいとCAに頼む乗客がいる。ソステルさんいわく、「もちろん、スーツケースを荷物入れの中に押し込むお手伝いはするが、その行為自体は、CAの業務ではない。当然のごとく依頼する乗客は、明らかに、他人の立場を考えることができない人種だ」。
乗り継ぎ客の中には、接続便に乗り遅れないよう、事前に電話をして乗継ぎの手配を万全にしておいて欲しいとCAに依頼する人がいる。だが、CAには、便の離発着時間を調整するよう求める権限は基本的にない。
また、他の乗客のことなどお構いなしに、機内で爪を切る、糸ようじを使う、席の下にゴミをポイ捨てする、筋トレをやり始めて通路を塞ぐ、キャビンの壁にシールをベタベタ貼る、などの行為をする客がいる。ソステルさんは、「もちろん、乗客の方々には、自宅でくつろぐようにキャビンでもリラックスしてほしいと思っている。だが、乗客は決してキャビンの主人ではないし、CAは乗客の召使ではない。着陸して乗客を送り出した都度、CAはわずか10分間で、キャビンを綺麗に清掃しなければならないことを知っておいてほしい」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月17日