中国衛星応用産業協会副会長兼秘書長の侯慶国氏はこのほど、2015中国国際衛星応用展覧会の記者会見に出席した際に、「今後5年間、中国の通信衛星地上応用システムへの投資規模は年平均23%増となり、2020年までに投資額は少なくとも620億元(約1兆1780億円)に達する。そのうち衛星測位サービスが未来の主な成長点になる」と表明した。中国青年報が伝えた。
米衛星産業協会(SIA)のデータによると、2013年末の時点で運用中の衛星は1167基に達し、うち通信衛星が53%、商業通信衛星が40%を占めた。2013年の世界衛星産業の売上は前年比3%増の1952億ドルに達し、うち世界衛星サービス産業が61%の1186億ドル、地上設備製造業が28%の555億ドル、衛星製造業が8%の157億ドル、打ち上げサービス業が3%の54億ドルとなった。
侯氏は、「中国の2013年の固定衛星通信サービス利用者数(端末ベース)は4万5000人、移動・携帯型利用者数(端末ベース)は3万5000人に達した。中国市場は今後、携帯型端末とブロードバンド端末が高度成長期を迎え、2016年に10万人、2020年に約50万人の規模に達する見通しだ」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月18日