2014年12月23日  
 

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人民網日本語版

10のキーワードで振り返る2014年の中国外交 (2)

 2014年12月23日10:53

【キーワード3】「主場外交」(ホームグラウンド外交)

外国首脳の訪問やボアオ・アジア・フォーラム、ダボス会議などの恒例のプログラムのほか、今年とりわけ注目の集まったのが、中国がホストとして開催した2つの「ホームグラウンド外交」だった。5月に上海で行われたアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)サミットと11月に北京で行われたAPECサミットである。

CICA上海サミットは安全保障をめぐって、40カ国・国際組織の首脳や責任者、代表が参加。CICA発足以来、参加国の最も多く、規模の最も大きい会議となった。中国側はこの中で、「共同、総合、協力、持続可能」を原則としたアジアの安全観を呼びかけ、CICAを土台とした地域安全協力の新たな枠組みの構築検討を推進し、各方面の幅広い賛同と積極的な反響を得た。

【キーワード4】APEC

中国は13年ぶりに、アジア太平洋経済協力(APEC)会議非公式首脳会議のホスト国となった。北京で開催された会議では、中国のリードの下、未来に向かうアジア太平洋のパートナーシップの建設が明確化され、アジア太平洋自由貿易圏の始動とロードマップの確定が行われ、「APECコネクティビティの青写真」が締結された。アジア太平洋地域の経済統合促進に中国の存在感を示した会議となった。

【キーワード5】「瀛台夜話」

昨年6月に行われた米カリフォルニア州アネンバーグ旧邸での会談に続き、今年11月11日夜、習近平主席とオバマ大統領は再びネクタイを外し、北京中南海の瀛台(えいだい)でリラックスしたムードでの会合を行った。散歩、会談、晩餐会、お茶を飲みながらの懇談などで、両国首脳は4時間余りの時を過ごした。

中米首脳は翌日、正式な会談を行い、両国の各分野での実務協力について一連の重要な共通認識を達成し、中米新型大国関係をさらに充実させた。当日発表された重要成果のリストには、気候変動や経済貿易関係、情報技術、軍事的な相互信頼、互恵的なビザ措置など27の成果が並び、中米関係のウォッチャーらが対応に困るほどの豊かな成果が得られた。

水がたまれば淵となり、土が積もれば山となる。中米間の新型大国関係の構築にとってのこららの初期的成果は、両国関係の健全で持続的な発展を協力に促進することとなる。衝突や対抗ではない、相互に尊重し、協力によってともに利益を得る新型の大国関係を構築しつつある中米両国に世界の期待が高まっている。


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