2014年12月23日  
 

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人民網日本語版

10のキーワードで振り返る2014年の中国外交 (4)

 2014年12月23日10:53

【キーワード9】「千裏馳援」(千里を越えて支援)

12月に入って、中国と関連する2本の国際ニュースが注目を集めた。5日夜には、中国が単独で運営管理する中国リベリア援助エボラ診療センターが、エボラウイルス感染が疑われる患者の治療受け入れを開始した。また4日にモルディブの首都マレで起こった海水淡水化処理工場の火災発生で水不足が起こると、中国はただちに民間旅客機と軍用輸送機で飲用水をマレに運び、海水淡水化設備を設けた海軍の長興島船を派遣して緊急の水供給を展開した。

緊急事態に対してすぐさま着手された中国の救援活動は、国際社会の幅広い評価を得た。国際舞台で責任を積極的に引き受ける中国の姿が直接的に表れたできごととなった。道徳と利益に対する正しい見方を堅持し、その両方に配慮し、道徳を広めて利益を調整し、「親・誠・恵・容」(友好・誠実・互恵・寛容)の周辺外交理念と「真・実・親・誠」(真の友・実践・友好・誠実)のアフリカに対する活動方針を実践するなど、中国は、発展途上国にとっての信頼できる友人であり、良きパートナーであることを実際の行動を通じて示している。

【キーワード10】「文明互鑑」(文明の相互学習)

国連教育科学文化機関(UNESCO)本部での講演発表から、欧州連合(EU)との「平和、成長、改革、文明」の4つのパートナーシップの確定、孔子生誕2565周年記念国際学術シンポジウムでの長編講話の発表、海外の中国文化センターである孔子学院の発展支援まで、習近平主席の今年の外交事務では、異なる文明の相互の尊重や調和的な共存、交流と相互学習の推進が重視された。

文明は交流によって多彩となり、互いに学ぶことによって豊かになる。文明の交流や相互学習は、各国の人民の友情を深める架け橋となり、人類社会の進歩を後押しする動力となり、世界の和平を守る紐帯となる。

「和して同せず」。「物の斉(ひと)しからざるは物の情なり」。中国の指導者が多くの国際的な場面を利用して文明の相互学習を提唱していることは、中華文明の自信の高さを示すとともに、他国の文明に対する尊重に支えられている。異なる国家や文明といかに付き合うかという大命題に対して、中国の知恵と中国の解決策を提出することは、中国という悠久の歴史を持つ東洋文明の大国の気風を示すと同時に、世界の前途と人類の運命に注目する中国の指導者の人間本位の態度を示している。

「チャイナネット」2014年12月23日


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