レストランの奇抜な優待キャンペーン (2)

【正確なマーケティングで、すばやい効果】

このような動向について、業界関係者は次の通りコメントした。

これまで、各レストランは、販促に大々的に力を入れることはなかった。というのも、客は口コミで集まってくるもので、レストラン経営者は料理の内容とサービスで勝負していたからだ。だが、このようなレストランブランドの効果が世間に広く浸透していくまでには、かなりの時間がかかる。し烈を極める飲食業の市場競争のなかで、新ブランドが生き残るためには、スピーディに確かなポジションを制する必要がある。現在の販促方法は、オンラインとオフラインの2つに分かれているが、今後は、O2O（オンラインの販促活動を実店舗の商売に活用すること）のマーケティング手法に切り替えていくことが、極めて重要になってきている。

新規開店するレストランの多くが、販促分野で、内装・外装デザイン、企画、コピーライティング、マーケティングなどに多くのスタッフを配置しており、各チームでそれぞれ4-5人を抱える。このような充実したスタッフ配置は、杭州のスタークラスホテルとほぼ変わらない。そして、彼らが技術や知恵を絞って完成させた多くの販促キャンペーンは、露出頻度が高いだけではなく、優れたアイデアに満ち溢れたものばかりだ。記念写真の展示や大賞選出などのほか、身長・体重など目に見えるキャンペーンや面白いミニイベントも多く、人々の関心が急速に集まっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年12月29日