中国の科学調査船「大洋1号」は現地時間12月30日午前9時30分、44日連続の航行を経て東アフリカのモーリシャスのポート・ルイに停泊した。これにて、中国大洋科学調査第34回調査第1航行段階の任務が終了した。第1・2航行段階の調査隊員は同日、設備の引き継ぎを行った。科技日報が伝えた。
大洋1号は11月16日に三亜市を出発し、南中国海からスンダ海峡を通過し、ジャワ海からインド洋に入った。同船は中国と国際海底管理局が締結した、インド洋南西部の「多金属硫化物探査契約区」で調査を行った。中国大洋科学調査第34回調査第1航行段階首席科学者、中国国家海洋局第二海洋研究所副研究員の李懐明氏は本紙記者に対して、「第1航行段階は各科学調査任務を順調に完了した。第1航行段階において、調査隊員は曳航体を使った熱水異常地域の探査を実施した。これは中国の大洋科学調査としては初の調査作業で、長期的に海洋環境の変化を観測する4つのアンカーを回収し、2つのアンカーと7つの海底地震計を投入した。15カ所でカメラとグラブを使用したサンプル収集を行い、1400キロ以上の海底岩石および堆積物などのサンプルを収集した」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月31日