タンザニア・モロゴロにあるムスリム大学の副学長は取材に対して、「中国のドラマや映画の放送が始まると、タンザニアの人々はテレビの前で首を長くして放送開始時間を待つ。『媳婦的美好時代(Beautiful Daughter-in-Law)』(2010年)が大ヒットしたのはその良い例」と語った。
同副学長は、「中国のドラマや映画がタンザニアで人気となっている理由は、ストーリーなどの完成度が高いほか、そこに家族の情が詰まっているから。低俗な場面はなく、どの階層の人でも楽しむことができる。中国映画やドラマのタンザニア進出は、中国文化発信の重要な方法で、タンザニアの人々は、ドラマを通して中国を理解するようになった。タンザニアの人々は中国の発展の経験から学んでいる」と分析している。