携帯電話依存症から抜け出すには、まず携帯電話に対する見方を変えなければならない。精神科の医師は、「携帯やインターネットは、バーチャルに社会交流を行う手段の一つに過ぎない。友人と実際に会って会話をしたり、一緒にスポーツをすることで友情を深め、社交範囲を広げることができる」と指摘する。
依存症から抜け出すための、医師のアドバイスは以下の通り。
1)生活の中でやりがいを見付けるのがカギ。充実した生活を送り、思いを携帯に集中するのを避けなければならない。そして、生活の中で、積極的に他の人と交流し、音楽鑑賞やピクニック、スポーツなど、心身に益となる活動に参加すると良い。また、さまざまな趣味や娯楽を楽しむことで、ストレス解消を図り、多彩な生活を心がけなければならない。
2)必要のない時は携帯を使わないよう我慢することを学び、携帯と距離を取るようにする。例えば、長距離バスや路線バスに乗ってまずすることと言えば、携帯を取り出すことだが、本や新聞、雑誌を見て、心を静めたり、外の景色を見てリラックスしたりすると良い。
3) 外出する際には、チャージャーを持ち歩かない。スマホは電池の消耗が早いため、チャージャーがなければ、自然とインターネットをする時間を減らすようになる。また、スマホではなく、機能がシンプルで操作が簡単な携帯に換えると、依存症が少しずつ改善される。
携帯依存症が深刻な場合は、専門の医師に診てもらい、生活や仕事に支障が出ないようにしなければならない。
「人民網日本語版」2015年1月6日