▽GDP成長率がさらに低下
経済成長の質と構造調整の程度に注目すべき
中央経済政策会議では、中国経済の変化のすう勢について、「中国の経済発展は新常態に突入し、経済発展パターンは、規模拡大と速さ重視の粗放型発展から、質と効率を重視した集約型発展へ、経済構造は、規模拡大・能力増強から、ストックの調整へと移行していく」と指摘された。
匡所長は2014年の経済データをふまえ、「データの背後にある構造調整の取り組みの程度に注目すべき。GDP成長率の低下ばかりを見るのでなく、中国経済成長の質の向上に注目すべき。これは経済構造調整の加速に体現されている」と指摘した。
匡所長は、構造調整の効果がはっきりと現れている5つの方面を次のように指摘した。
(1)産業構造の調整。サービス業を例にとると、第3次産業の増加値が国内総生産に占める割合は48.2%と、第11次五カ年計画で打ち出された2015年までの目標47.2%を上回った。
(2)経済成長に対する消費の役割が突出。4年連続で、消費の経済成長への寄与率が50%を超えた。
(3)民間固定資産投資の割合がさらに高まり、民間資本の投資に対するけん引効果がより強まった。
(4)都市・農村の所得格差がさらに縮まった。
(5)省エネ・低エネルギー消費の効果が顕著に現れた。単位GDP当たりのエネルギー消費量は前年比4.8%減少した。
上述の各指標の調整こそが、中国経済の実際の発展状況を反映するものであり、構造調整の加速は将来の中国経済の発展に重要な影響をもたらす。